友岡由美 & 矢野かおり / ドリームズ・カム・トゥルー & リンドバーグ 1. SAYONARA 2. 晴れたらいいね 3. 決戦は金曜日 4. 笑顔の行方 5. Eyes to me 6. 未来予想図 7. 忘れないで 8. 恋をしようよ Yeah!Yeah! 9. 今すぐ Kiss me 10. Drean On 抱きしめて 11. さよなら Beautiful Days 12. Magical Dreamer アポロン,KD-19,\1500(税込) --------------------------------------------------------------------------------------  ええっ!ドリカムとリンドバの有名曲が12曲も入って千五百!安ー、安原ちあき といった白々しい書き出しもいい加減にしとけよってとこで、今回ご紹介するのは とんだバッタアルバム。誰よ友岡由美、誰よ矢野かおり、そういえばいたいた、 オートレースの選手になるんで脱退したんだっけ、いや元から存在しないことになってます。 シャブ中だったんで、事件が起こる前に(まさに事前)メンバーから脱退、いやさ 音楽性の違いによりということで切捨てた。駐車違反で婦警を跳ねて…、女中絶させて…  こんなんで延々と引っぱれますが、そこは芸能デンジャーゾーン、地雷を踏んだら即別離、 なのでさっさと、本題へ  聞き込めば、友岡由美と矢野かおりの声質の違いはっきり明確だが、残念ながら どこにもどれを唄っているのが誰、なんて書いてない。さらに言うと発売年度も書いてない。 手間暇ばかり掛かった挙句、大概購入者からボロクソに言われるライナーノーツもなく、 ジャケは版権フリーっぽい静物写真。歌詞は昔懐かし縦書き。なぜだか歌手名も ドリームズ・カム・トゥルー、ドリ・カム、DREAMS COME TRUEだったりとバラバラやし、 一体なんですかこれは -------------------------------------------------------------------------------------- 1. SAYONARA  男一人に女二人の仲良しトリオ・デ・カップルが出来て残った女の悔やみ節。  この歌のストーリーを裏読みしてなにか面白い話でも拵えようかと思いましたが、 残されたメンバーがシャブ中になって「ドリームなんか来やしねえよ!」と捨て台詞吐いて グループ脱退、てな現実には到底ありそうもない話しか浮かばなかったので中止。 自分の想像力の貧困さに呆れるばかりです。事実は小説より  元から陰気でダウな歌ですが、こちらほどよく陰気な唄いで毒抜き完了です。 2. 晴れたらいいね  タイトルは上の通りだが、声質のせいか1オクターブぐらい低気圧気分。 明るいはずの歌がこれでは気分も浮かばれない。お前ホントは雨天中止狙ってないか? 3. 決戦は金曜日  節目が弾けるスパっとした歌なのだが、これにはワクワク感も緊迫感もない、 丁寧に歌っているのはわかる、与えられた持てる音域で外さない様に歌ってはいる。が 聴き手は安全運転を期待していない、この歌のキモは外しにあるので、物足りぬ、今は秋 4. 笑顔の行方  声が幼い、年輪の積み重ねと言う意味で。歌い手は十代、または純粋培養の二十前半か、 若さがゆえの強さというか、明るさ、そして濁りなさが、前向きな強さを歌える事ができた。 本家にはそりゃ及ばないものの、この人は本家じゃないもの。まあグッドジョブ。 5. Eyes to me  笑顔の行方に引き続きの人が歌う。  この人は節々のサビである英語パートを明確な発音で歌いきる、こういうクリアーで 真っ直ぐな唱法を好ましく思わない人はいない、単にして純に、この人の声はいい、好きだ、 好ましい。またその声がこの歌に合う。誰がどれを歌っているかわからないのが非常に残念だ。 6. 未来予想図  ドリカムがニューミュージックの振りをしただけの演歌であることは、既に当時から 言われてきたことだが(だからニュー・ミュージックなのだが)  歌詞だけ読めばハッピーウェディング、かしこちらの歌唱版を聞くと、改めてドリーの持つ 根っこの暗さに滅入る。ずっと寄り添って行きたい…、ずっとつかまえていて… 歌えば歌うほど、暗にそう言い続けていなければ保ち続けることが難しい、 男心の不安定なゆらぎに、恐れ突ける女の心情が露呈してゆく、幻想の上に描いた予想図は 陽炎の如く儚い。聞くとやんなる、ないとめあ。こんなドリームはいやだよ 7. 忘れないで  これぞドリカム陰気歌謡の決定版。(しかしこんなCDでドリカムを語ってスマン、 でも僕多分今後一生ドリカムのCD買わないだろうから、こんな時でもないとね)  別れた男相手にいつまでもまとわりつくジメ子のブルース。完璧にストーカーで 何か言えばそれをネタにからみ、痩せては見せつけに現れ、新しい服を買ったらで又、現れ 嫌われててもいいから忘れないでと呪詛しまくる恐ろしい女。  で、そんな歌を陰気な歌担当の方が、落ち着いて詠淡々とやる。 ネクラな下地を無感情で仕上げたような、なんとも言えない不思議な味わいの、ともかく ライトに暗いが、とことんではないが嫌げな歌になった。合掌 8. 恋をしようよ Yeah!Yeah!  こっからが先は元気と前向きとキュートで煮しめた女ポップスの王道リンドバ地帯、 関係ないがリンドバのアルバムタイトルはどれもこれも味気無い。  弾けるようなこぼれるような愛嬌、愛くるしさ、そういったチャームが歌い手にないので なんか、ちょっと無理目な感じ。こういう明るい系より、ちょっともっとロック的な 陰の入ったドス振り回すような歌謡がこの人には向くと思う。 9. 今すぐ Kiss me  勿論サビの♪今すぐ Kiss me!だのOh Yeah!だの、肝心要の英語締め部分には物足りない 部分があるものの、他の大部分にこれはこれで…と得心できる魅力がある。  ともするとこの人は声優さん?もしかしてこれってアニメ声系? 10. Drean On 抱きしめて  わかった、やっぱりこの人の歌って歌手の歌じゃない、いわば声優の歌なんだ。 自分の色はあるけれど、職業柄なんにでも染まる事を要求され、アナウンサーの如く ひたすら活舌と明確な発音の訓練に明け暮れの毎日、いつしか彼女はどんな色にでも成れる 虹色のボイスを手にいれかけ三分五厘なのだ、今はまだ薄い色しか描けないので、薄い虹 ややにパチモン臭くて本物を出せだと暴動寸前だが、いつか自分の色で鮮やかな虹を描けたら よろしいんじゃないでしょうか。  そんなわけで納も得も心もいったところで、オフコース 11. さよなら Beautiful Days  最早、ここまできたら私は全てを許す境地に至った、別モンだけど、パチモンだけど、 もういいや、もおいいやあ、こんな生活、どうして、どうしてなの、おせーて  望まずして正統派カラオケを聞かされているようなもんだ、しかもこちらの奢りで 一方的お大尽気分を安く味わえていいんじゃない?とにかく、これでいいのだ 12. Magical Dreamer  んったく、マジカルデュマーでPowerrrと盛り上げてくれるかと思いきや、 テンションそのまんまで平坦なサビ、所によっては勢い下がってます、ガックリですわ --------------------------------------------------------------------------------------  こういったインチキ極まりないアルバムを買うのは一体どんな客層か、そのものズバリ お教えしましょう。私が答えます。  そういわれれば暇人、素敵に好奇心、密かに不注意、なにげに貧乏、結構いい加減、 ハートにこんなマテリアルをお持ちの選ばれし方々には、資格があります。  忙しい人はまずこんなの見つけてこない、見つけても手に取らない、よく見れば “歌手本人の歌唱ではありません”の記述に気がつく、でも安いからと値段に迎合しない、 オリジナルと違うけどまあ、これはこれで味があるからいいやと納得しない。  実際合切、どこから連れて来たんだ友岡由美、矢野かおりですが、ポプコン入賞者とか、 カラオケ屋が主催しているカラオケクイーンコンテスト優勝者とか、 プロデビューへの道とか言われて200万位振り込んで只今レッスン中とか、 色々考えられますが、この無個性感からして、大筋職業歌手で間違いないでしょう。  高校か何かの音楽フェステバルで、暇つぶしに聞いていたら何気によかった、 値段の割には楽しめたよ、そんな気分で楽しみましょう、なんて言ってみますが、 購入当時はマジ真剣にへこんだ。  一応このアルバムはシリーズ物で、こいつはその19番目になる。他にはプリプリなんかが あったように記憶している。いつか金と機会があれば、また。 -------------------------------------------------------------------------------------- いるかいないかいらないか、無用に役に立たないマニアック・データ  矢野かおりさんは一時期音楽活動を停止していたらしいが、現在はLIVEで活動している。 ・最新ベスト★こどものうた 4. おどるポンポコリン 10. 月にかわっておしおきよ 11. 魔法使いサリー 潟Pイエスクリエイト,KCF-201,\1000(税別)  上記で抜き出した曲が、矢野かおり”オリジナル歌手本人が歌っておりません”の代理仕事。 このアルバムは全12曲で、おはロックを筆頭にアニメやなんかで人気のこども向けの歌を 千円という格安で提供しているわけだが、注意深い子供には<妥協>という観念を、 そうでない子供には<何か>を与えてくれる、ビターな大人の味わいのアルバムである。 友岡由美さんは[大洗あんこう音頭]というCMソングを歌っている ちなみにこの歌の作詞者のはっちゃんとかいう人は、テツトモの[マンボ大漁節]も書いている、 マンボだろー、マンボだろー、マンボだマンボだろー。きっと魚が好きな人なのだろう。